梅雨どきの洗濯　臭い防ぎます（達人の技）

放送日：2021年6月15日

クリーニング店を経営する神崎健輔さんによる洗濯物の臭い防止の方法が紹介されました。

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洗濯物で嫌な臭いがする原因はモラクセラ菌です。
これを洗濯して除去できないまま長時間しめったままの状態にしておくと増殖して臭いを発します。
梅雨の洗濯ではできる限り汚れと雑菌を落とすのと、できる限り速く乾かすことを実践してください。

お湯を使う
お湯を使うことによって汚れが溶けやすくなります。
そのために汚れ落ちが良くなります。
お湯の温度は40度ほど。
菌の餌となる汚れが良く落ちて、生地も傷みにくいそうです。
ドラム式の場合も40度ほどに設定すると良いそうです。
洗剤と共に漂白剤を入れます。
この除菌効果でモラクセラ菌を減らせます。
漂白剤は酸素系の物ですと色落ちしにくいですし、洗剤自体に漂白剤が入っている場合はそれのみで大丈夫。
軽くかき混ぜてから、洗濯物を入れます。

洗濯物は軽い物から先に入れる
洗濯機の中で上の方に重い物、下の方に軽い物がくるようにすると良いそうです。
上に重たい物があると洗濯機が回る力で沈もうとする力が働きます。
軽い物は浮き上がろうとする力が働くので、水流の中で洋服同士がこすれ合うような働きがあります。
そのために汚れ落ちが良くなります。
軽い靴下や下着、次にバスタオルやシャツ、最後に重さのあるズボンという順に入れます。
これでモラクセラ菌がグッと減ります。
5時間以内にしっかり乾かしきることが大切。
水分が残った状態で5時間以上経つと雑菌が繁殖しやすい状態になります。
そこで、エアコンの前に置いて除湿に設定して同時に換気扇を回して、部屋の湿った空気を外に出すと効果的です。
干し方も重要で、衣類は拳一つ分以上は開けるようにします。
さらにタオルや下着、靴下を干すときは、アーチ状に干すことで空気が通りやすくなります。
タオルや長いものを外側に干して、内側に短い靴下などを干すことで、空気が通りやすくなります。
ズボンは裏返しにして逆さにして干すのがポイント。
乾きにくいポケット部分が外側にめくれた状態になり空気が触れる部分が増えます。

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